この文章は筆者の主観です。
ボールペンで文章を書くことが多い。 徐々に自分の好みのボールペンがわかってきた。 それは「万年筆のように液体感のあるボールペン」だと思う。 太さは0.5〜0.4 mmが良い。 インクは光沢が感じられない方が良いかな。 筆圧が強くても弱くても紙に引っかからずに書けるのもポイントだが、 あえて紙の表面を感じたいこともあるので一概には言い難い。
以下に使ったことのある製品を挙げる。Frixion-ballに芯のみを詰め替えて使っているので Frixionに差し込んで使えるものと使えないもの(互換/非互換)で分けた。
どのメーカーにも特色があり、比べるのも面白い。
JF-0.5 Zebra サラサ0.5
「さらさら書けるボールペン」に出会うきっかけになった製品。液体感のあるインクが斬新だった。
太さは好み。書き味はなめらかだが、書き始めにボールが紙に触れる際にクリック感がある。
乾いているように見えて触ってしまうと汚れる(滲む)ことがあるのが難点。
段数ある文章を書くときには若干困る。水性だからか。入手性は良し。
最近有機溶媒でにじまないことに気づいてから多用するようになった。
RJLV4-BR Zebra サラサdry0.4
0.5だと若干太い、0.3だとカスレやインクの出方が気になる。0.4は最適かもしれない。
JF-0.5の唯一の欠点であった乾きの遅さも完全に克服した感があり、安定。黒の色が濃い。(エナージェル系列と似ている。流行りなのかも。)
KFRN3 pentel ハイブリッドテクニカノック
少し細い。細かい場所には良いがややカスレ感。滲まない。液体感は薄い代わりに、多少筆圧をかけてもインクが出すぎない。
書いている時の音が心地よい。シャープペンのような感じ。
LR7 pentel エナージェル
液量が多すぎる。字が太くなりすぎ、速乾性もいまいちで汚れやすい。
黒が濃いので太さもあいまって字の感じが微妙。
紙との相互作用は感じられない。
封筒の宛名書きなど、大きな字を書く際には使えそう。
インクがスムーズにのせられるだけではだめなのだなあと感じられた一本。
LRN5 pentel エナージェル
太さは良く、筆記の際の液量も割と多いにもかかわらず、滲みにくい。紙との"相互作用"を感じさせない。
(良く言えばどんな紙でもなめらかに書ける。紙にインクをのせている感じ) バラ売りがなかなかない。
LRN3 pentel エナージェル
やや細め。KFRN3と比較するとインク量がやや多いので少しだけ太く、カスレ感はない。滲まない。
UMR-85N uniball Signo
太さは好み。インクが多く出るのでカスレ感はない。
LGRF-8UF Pilot G-3
なかなか写らないので試し書きが必要。出始めると液が多い。太さの印象もバラツキがある。
紙にインクが浸透せず、いつまでも乾かないので汚れやすく、光沢感が残る。(油性のような仕上がり)
引っかき感ある書き心地は自分の好みではないが、メリハリがあって好きな人もいるのではないかと思う。
LHKRF-10C4-B Pilot HI-TEC-C "coleto"
0.4 mmという太さが絶妙に良い。水性ゲルインキで紙への浸透が早いせいか滲まない。
書き心地もgood.詰め替えを推してきているので入手性も良い。
惜しむべきはインクの総量が少ないので使いきるのが早いという点。