友人 が所属する 楽団 が演奏会を行うというので行ってみた。以下はその感想である。
三部構成でした。一部が「有名曲」、二部が「ポップスのアレンジ」、三部が「旧団員も交えたエクストラステージ」といった感じ。
個人的お気に入りは「序曲 春の猟犬」です。優雅な間奏が有名らしいけれど猟犬みがあって勇壮なのは始めと終わりの部分じゃない? 「風紋」は確かに刻一刻と曲の印象が変わるので名前とマッチしている感がある。
はじめの二曲が特に良かった。「オーメンズオブ・ラブ」と「カーペンターズメドレー」だっけ? カーペンターズメドレーの曲はどれも知っていたが違和感なくメドレーアレンジがしてあった。
「パワーアップしました。」そう言われて見るとほんとにパワーアップして見えるから不思議だ。 フルートの端をめっちゃ回して吹いている人につい目がいってしまった。 (中学時代にそういう吹き方をしていた人がいた。彼女は 本格的に芸術の道に進んだらしいが元気にしてるのだろうか?)
このパートのお気に入りは「カウボーイ序曲」です。
スターウォーズの音楽監督が作曲したらしいけれど、たしかに若干似てる気がしなくもない。
アンコールではメイン指揮者の方がサックス?を吹いていた。不自然なレベルの一歩手前までビブラート的な何かがかかってすごい。
(褒めてるのか?)
なお余談ですがこの指揮者の方は「響け!」や「リズと青い鳥」の音楽監修者らしいです。
だからパンフレットの扉絵も青い鳥が描かれていたのか...
演者を見るのも演奏会の醍醐味ではないでしょうか。なんだかんだ演奏者に誘われて行ってるわけだし。
彼が担当しているのはパンフレットによるとTubaという楽器らしい。 真鍮なんだから色は流石に一緒じゃない?と思いきや、よ〜く見ると一人ひとり楽器の色味が違う。 白銅に近い色の楽器を使ってる人もいる。 ちなみに友人の楽器は舶来品らしい。高いぞ。あと知ってたつもりだけどデカい。(後述)
Tuba以外にもたくさん種類があるが、みな個人持ちなのだろうか? 吹奏楽をやってる人への割と大きな疑問として、自分が上達する/本当にその楽器で奏でる音楽が好きだと知るより前に楽器を買っている のだとすると、そこに多少なりとも迷いがあるのかという点がある。「覚悟」の問題なのだろうか。
強調パートが立ち上がるという演出があるのですが、フルートやオーボエは分かるが演奏中に座高以上あるTubaを持って立ち上がるのは 結構難儀なのでは?と思いきや、所作は全く危なげなく、表情も真剣そのものなので立ったり座ったりが音に影響を与えているか 素人目にはわかりません。当然そういう練習もしてるものだとは思うがすごすぎる。 実は彼の集中力の源泉はこういうところにあるのかもしれない。
傍目から見るとめちゃくちゃ充実した活動をしていそうなものだが、演者は「俺はリア充じゃないかも」的なことをのたまう。 流石に贅沢がすぎると思うので目を覚ましてほしい (は?(余計なお世話))
全体的に良かったのですが。以下ネタも含む。
第三部だけ曲数が露骨に落としてあるのはバレバレすぎて笑う。(まあ一曲が長かったのもあるが) あと拍手途中に楽譜をスッと入れ替えてるのも若干ゃ草。 このへんはもうひと工夫ほしいかも。
多くの人に馴染みがある吹奏楽といえば野球応援ではないだろうか?[要出典] また、みやひろウインドアンサンブルは横浜の楽団ですよね...? というわけで、今度ディズニーメドレーを演奏するならぜひ「月面ステージ」をねじ込んでほしい。 問題は月面ステージがディズニーの曲であると分かる人があまりいない点か。
...というわけで大変に満足度の高い演奏会だった。お誘いいただきありがとうございました。