東北支部交流大会


10/29、競技かるた東北支部交流大会団体戦が水沢において開催された。 ありがたいことにその大会に参加させていただいたので、 その参加記を書いてみる。

試合前

福島チームとして出場した。移動は会津若松5:20発→本宮でピックアップ→水沢。 社会人/大学生/中学生 という構成で年齢層は割と広いほうだろうか。 行きの車内ではイントロクイズなどで盛り上がった。自分は前日の宇都宮大会と早起きで眠いかと思いきやこの時はまだ元気だった。

この大会のユニークな点として、A/B/C/D/E級すべてそろっていないとダメ(下の級の人が上の級として登録するのはok)かつ、 上2席はA/B相当の人が着席する、というルールがある。 なので、A/C/C/E/Eのような組み合わせでは出場可能(C/E一人をB/Dとして扱う)だが、A/A/C/C/Dのような組み合わせでは出場できないハズであった。 (後でルールの認識に齟齬があったことがわかる。) 福島チームは伍段が3人(クイーン戦予選経験者含む)という手厚い戦力だったが、上記ルールのため一度に投入可能なのは1人までと思っていた。

1回戦目

対岩手A。ご高齢の選手との対戦で飛び出しは圧倒的に優位ではあったものの、 かつて国分祭経験者かつ有名選手だけあり聞き分けや戻り手が非常に鮮やかに決められたのが印象に残った。 中央で聞き分ける取りは自分も真似したい取りで学びがあった。 全体では福島4-岩手A1。

2回戦目

対宮城A。 着座順序の読みが外れ福島主将は相手三将と対戦し、福島4将(私)は相手の主将と対戦。 相手ははるかに格上で勝てる見込みがほぼない。 序盤、3字札でさえ自分が飛び出す前に相手が取っており非常に厳しい。 大山札で何とか追いすがる。相手が上段を引っかけるミスもあり送りのチャンスが何度かあり、 何故か3字も送る。(相手も怪訝な顔をしていた。) 中盤は送った札をなんとか聞き分けで攻めることができ若干リードするも終盤にお手付があり自陣が出た際拾うこともできず敗れた。 聞き分けで頑張って得たリードを終盤に短い札勝負になった時に回収されるというパターンが最近多く、課題だと思うが妙案はない。 どうにかしたいとは思っている。 全体でも破れ福島2-宮城A3。

3回戦目

対山形だったかな? ルール上A級選手2人は出られないと思っていたが、上2席はAまたはB選手を置いてよい、ということで2人出せることが分かったので、 A級選手を2人投入し自分は休みに。二回戦目にわざわざB級(私です)を投入して負けたのは何だったのか。 練習試合で青森副将と対戦。 中盤までは互角の試合運びだったものの、中盤に疲労からかお手付きを連発してしまい束負けを喫した。 疲れていてももう少し何かできたのではないか。個人戦で勝つには疲労下でも勝負を何とか制さなくてはいけないのではないか。非常に反省している。

4回戦目

秋田だったっけ? 3回戦目があまりにボロボロだったので休もうかと思ったが、出場。 相手はそこまで早い選手ではなかったと思う(失礼)が、中盤全く集中できなかった。 長期戦(1試合が長い試合/一日のなかで多数戦う試合の双方の意味)が最悪に弱いのは昔からだが、 そこを克服しないとどうにもならないな...という感じの1日だった。

同チームの選手について

まずはA級の選手について。クイーン予選経験者の取りを隣で見ていた(自分も試合を取りながらなのでじっくりとは見ていない)が、 普通の選手であれば、この人のこういう点は真似たいとか大いに参考になる、とか感じるものだが、 この選手の取り方は独特すぎて全く真似できないと思った。 早すぎるお手付きを連発するがその分相手に全く札を取らせないという凄まじいタイプの取り方をし、 同級の選手に対しても勝利している。自分が手を出す前に取りまで完了しており、手のスピードと耳のスピードについていけない。 暗記の仕方は最初写真記憶、試合中は札を繰り返すタイプの暗記らしい。 送り札などはよく見ておらずわからなかった。いずれ練習で対戦する機会があれば対戦してみたい。(が、漫然とやるだけでは相手にも迷惑なので、何か戦術をもって対戦したいところだ。)

C級の選手は非常に手堅い、丁寧な取りをする人でとても団体戦向きで見習いたいと思った。 負けていてもうまく粘って大敗することがなく、自分とは対照的なタイプ。 今回の大会では声だし禁止だったので札合わせを活用することはなかったが、札合わせokな大会ではさらに存在感を発揮するに違いない。

帰りの車中ではかるた談義が大いに盛り上がった。 自分としては反省点が多く残り、チームの勝ちポイントにもあまり貢献できず迷惑をかけた大会であったもののこれを糧に 今後の個人戦も頑張りたいところだ。

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