出羽国一ノ宮 参拝


出羽国一ノ宮 鳥海山大物忌神社 蕨岡口之宮および吹浦口之宮に参拝した記録です。

交通

庄内空港からレンタカーを借り、吹浦→蕨岡と辿った。 国道7号は路面も良く道の駅など設備も非常に立派で快走路であった。 日本海に面して風力発電が立ち並んでいた。 戸惑ったのは一ノ宮の駐車場がよくわからないことだ。 普通神社の鳥居は車で侵入するのはためらわれるが、一の鳥居は入るのが多分正解。本殿前の鳥居脇に轍がありそちらにも一瞬入ってしまったが、右手が駐車場。同じく右手に吹浦まちづくりセンターなる施設の駐車場もある。施設趣旨からしてこちらに停めても怒られることはないだろう。

吹浦口之宮 下拝殿

車から降りると出羽国らしく(?)少し肌寒く、身が引き締まる。 手水は勢い良く龍の口から出ており豪快なような良い雰囲気だ。 或いは本当に鳥海山の雪解け水かもしれない。 月曜日の朝からお参りに来る人は流石に自分のほかおらず、 拍手の音が周囲に響いた。

拝殿

階段を登ると本殿前の拝殿である。拝殿左手には一本桜が咲いていて、 まさに音もなく舞い落ち、地面は桜色の絨毯のようであった。 周囲には鳥や獣の雰囲気に満ちていて里という感じが良かった。

さらに登ると摂末社がある。 本殿に施された装飾が少しだけ見えた。 鷹の絵だろうか。

蕨岡口之宮

こちらも車だと一の鳥居をスキップできてしまう。 本殿は階段を登って突き当り、ではなく左側。 常駐の神職はいないものの豪壮なつくりでその大きさが印象的であった。また手前の広場の広さ、そして参道の両脇に広がる苔むした緑地が 本殿となじんでいる。これだけ巨大な本殿にもかかわらず周囲の自然との調和が感じられるのは素晴らしい。 境内には三藩転封を阻止したがその後報復に倒れた駿河守を祀った神社もあり、駿河国出身者として縁を感じたのでこちらも参拝した。

参道

参道階段があるので下ってみる。山の中を歩く感じは修験の山感が少しだけあるが、そこまで鬱蒼としておらず春らしい陽気。一の鳥居まで降りて登り返したら息が上がってしまう。 また神社の手前には学校跡があると知ると参道も途端に通学路としての表情があったような気がしてきたのだった。 参道とは別だがW坂(確かにw状のつづら折りだけど)には桜並木もありそちらも満開であった。

大物忌神社は鳥海山の山頂が奥宮なので、いつか体力のあるうちにそちらにも参拝したい。

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