肥前国一ノ宮 與止日女神社に参拝した記録です。
佐賀駅を7:30発の昭和バス古湯線に乗車し、川上橋にて下車。 降りしきる雨の中の参拝となった。 (余談だが道路側の石垣の紫陽花が満開であった。)
立地の面では川岸であることが印象的であった。 下流側に二ノ鳥居があり駐車場を経て森の中に社がある。 靄のかかった背後の山と川、そして社の組み合わせが静かで美しく、 濡れた鳥居や瓦はみずみずしくも力強さがあった。
與止日女は神功皇后の妹君で、豊玉姫と同一神とも言われているという。 水にゆかりのある女神のイメージは立地ともマッチしている。
境内には子授け石的なものもあり、妙に人間らしい逸話もある。 祭られている神の実在した人間としてのエピソードがあるのは九州らしいと言ってよいのだろうか。
過去の絵葉書が展示してあり、雰囲気が今とほとんど変わらないことに感動した。